
かつては家庭のなかにかならず仏壇があり、先祖代々のお墓もあったものですが、現代では核家族化が進んだほか、就職などで遠方に出て、そのままマイホームを建てて落ちつくケースも増えてきており、従来とは様相が様変わりしています。
このような状況のなかで、遠方のために故郷にある先祖代々のお墓を管理することができない、あるいは跡継ぎがいないので本人が亡くなったあとのお墓の管理が不安といった悩みを抱えている人たちも少なくはないはずです。
こうした場合にどこかに相談ができる場所があればよいのですが、なかなか伝統的な仏教では宗派や地域の垣根もあって、十分に対応できていないのが実情です。
そのようななかにあっても、ごく少数の寺院では、永代供養などの新しい取り組みを進めています。
静岡県賀茂郡松崎町にある浄土宗の天然寺でも、このような現代的なニーズに対応して、境内に永代供養墓を建立し、宗派を問わず幅広い供養を受け入れています。
地元の松崎町内はもちろんのこと、県庁所在地の静岡市をはじめとして、近隣からの相談であってもかまいません。
永代供養はたとえその家系で祭祀を行う人がいなくなったとしても、天然寺の歴代にわたる住職が責任をもって供養をし続ける約束となりますので安心です。
天然寺はいまから500年ほど前に建立された古い歴史をもち、周囲には国重要文化財の岩科学校などもあり、山紫水明に恵まれた場所でもありますので、環境としても申し分ないといえます。